卯月(うづき)・穀雨(こくう)
続きを読む
清少納言のこと ── 才といふものについて
世をうみの海人の塩焼くけぶりをば
たち離れてぞながめやるべき
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人と思ふに、かくも彼女のことを書きつけるは、我ながら不思議なことにさぶらふ。 彼女はさかしらに漢字をも書き散らし、よく見れば何ほどのこともなき節々も多かりき、と世の人は言ひぬ。さ…